画像論は、西洋美術の基本的流れを理解することを目指す授業です。15世紀のルネサンスから、20世紀初めのキュビスム誕生の頃までのヨーロッパ絵画を対象として、時代順地域別に主要な芸術家とその作品について、画像を見ながら講義します。さらに、毎回「受胎告知」や「アダムとイブ」といった西洋絵画の重要な宗教的主題の解説から、絵画を通して見るファッションの歴史といった話題まで、授業に関連する幅広いテーマを毎回一つとりあげ、西洋の視覚文化の伝統と歴史的変遷を紹介します。
私たちは、新聞雑誌やテレビ番組やインターネットなどを通して大量の画像に日々接していますが、その中には西洋の美術に起源や関連を持つものも少なくありません。西洋の美術の歴史と様式についての知識を身につけることは、画像設計学科で「デザイン」を学ぶすべての人にとって重要な基礎となります。

学生のコメント

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ヨーロッパの絵画について、ルネサンス期からキュビズムあたりまでを学びました。絵画そのものの知識だけでなく、その時代の歴史・風潮や宗教ににまつわる話なども絡めて進める授業で、聞いていて飽きないものでした。

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