画像設計学科を知ることのできるイベントが、たくさん開催されています。そのうちのいくつかを紹介します。

8月初旬 オープンキャンパス

毎年8月上旬に開催される九州大学オープンキャンパスでは、全国各地からたくさんの方が九州大学大橋キャンパスに訪れます。画像設計学科では、研究室を巡るツアーを行っていますので、ツアーに参加して学生作品の展示・上映や色彩や錯視の模擬実験など、画像設計学科で行っていることを詳しく知ることができます。在校生による面談も行っています。

11月下旬 学園祭 画像設計学科展示

毎年11月下旬に開催される学園祭「九州大学大橋キャンパス芸工祭」では、学生企画による学科紹介展が行われています。画像設計学科のブースでは、研究紹介パネルや在校生の作品、卒業研究などが展示されます。

2月中旬 画像設計学科 卒業研究発表会

毎年2月中旬に、卒業研究発表会が行われます。4年間研究・制作してきた学生たちの集大成を見ることができます。

公開講座

一般の方を対象にして開催される公開講座も、画像設計学科をよりよく知るためのチャンスとして見逃せません。昨年(2011年)に開催された画像設計学科関連の2つの公開講座をご紹介します。

公開講座
高校生のための「フィルム写真撮影と現像」講座(2011年度)

多くの技術は生活などを便利にするものです。しかし、便利さのために、忘れられていく技術や楽しみも一方ではあります。フィルム写真技術もそのひとつです。そこで、本公開講座では、画像作成法のひとつであるフィルム写真を取り上げ、デジタルカメラしか扱ったことがないであろう高校生を対象に、その技術を撮影、現像、そして観賞までを実習を通して体験してもらい、フィルム写真に関する知識・技術を習得します。

公開講座
高校生のための「音と画像の実験」講座(2011年度)

高校生を対象に、画像や音響に関する興味と理解を深めてもらうために、画像設計学科および音響設計学科の教員により実験を主とした講座を開設します。具体的には、受講者を2グループに分けて、画像と音響の講義・実験をそれぞれ交替で受講・実施します。午前中の入門講義で、基礎的な事項を学習した後、午後に実験を体験します。受講者は2日間の両日で、画像と音響それぞれ3テーマ合計6テーマの実験を実施体験することになります。

出前授業

九州大学芸術工学部は、主に九州地区(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)及び山口県の高等学校を対象に出前授業等を実施しています。画像設計学科でも、専門分野におけるいくつかのテーマを用意しています。

テーマと内容(平成23年度)

色の見えとその仕組み

色は目を開ければ見えるもので、みんな同じ色を見ていると思っていますが、見えている色には、ひとりひとりの色を見る仕組みが反映されています。さまざまな色の見え を体験しながら、その仕組みを理解しましょう。

錯視のメカニズム

錯視には、普段気づかない目と脳の意外な働きが表れています。この授業では、さまざまな錯視体験を楽しみながら、視覚の隠された本質を明らかにすることを試みます。 「見る」とは何かいっしょに考えてみませんか?

画像情報処理とコミュニケーション

色々なコミュニケーション(人と人、人とその行動の場)において役に立つ画像情報処理として、顔画像からの感情や気分の推定およびビデオ画像からの3次元世界の計 測・認識について、その原理と手法を学習します。

画像処理のアルゴリズム(対象:理科系志望の2年生以上)

コンピュータのなかではアルゴリズムに従って情報が処理されます。画像がどのようなアルゴリズムで処理されているかを事例を交えて紹介します。

デジタル映像表現(講義のみ:3時間必要、大橋キャンパスでの授業:講義+実習 4時間30分必要・10~20名)

100 年を超える映画の歴史を紹介しつつ、それに伴うアナログからデジタルへの映像表 現手法の変遷や、最近注目されている立体映像について解説します。実施時間によって は映像制作実習を行います。(実習は大橋キャンパスでの授業のみ)

映像展示の世界~映画やテレビを超える拡張映像の魅力~

映像展示は博覧会、見本市、テーマパーク、博物館などで見られる、映像をつかって展示演出や空間デザインをすることです。劇場映画や家庭のテレビと異なった、自由度 の高い映像による応用領域の一端を紹介します。

プレゼンテーション~コミュニケーションのための基本スキル~

学校における発表から、ビジネスにおける企画説明まで、生涯にわたってプレゼンテ ーションは必要不可欠な社会的スキルです。どうすれば効果的に伝えられ、うまく理解 してもらえるのか、その基本を紹介します。

景観の色彩計画

都市は、自然の色、田畑の色、建物や看板の色など、さまざまな色彩でできています。風光明媚なまち、歴史を大切にするまち、賑やかなまちなど、市民が望む理想のまちに 近づけていくために、色彩をどうしたらいいかを考えます。

交通のユニバーサルデザイン

公共交通機関は、いろいろな人を運ぶ市民の乗物です。しかしこれまでは、健常者にとって便利であることが優先されてきました。福岡市地下鉄七隈線の設計事例をとおし て、公共交通機関が果たさなければならない優しいデザインとは何かを考えます。

※平成24年度のテーマおよび申し込み方法に関しては、芸術工学部サイトにて更新される予定ですので、ご確認下さい。

イベントの新着情報

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