視覚学IIでは、前期の視覚学Iで学んだ内容を前提に、視覚のより人間的な部分に焦点をあてます。15回の講義の前半では、人間の視覚と心理的な働きの関係について学びます。人間の視覚は、単に眼に入る光を映し出しているものではありません。行為としての視覚という観点から、人間の視覚の特徴やその発達過程、注意や眼球運動、視覚と動作、視覚メディアとの関係などについてビデオを交えながら解説します。後半の授業では、絵画を中心とする画像表現において私たちが当然と思っている前提をいくつか選び出し,検討します.さらにそうした検討に基づき、視覚的表現におけるリアルとは何かを考えます。二つの担当教員の授業を通して、われわれの視覚的体験が心理的、文化的に規定されたものであることを認識することも目指します。

学生のコメント

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絵画や写真などの作品についての知識や、顔認識や逆さ眼鏡などの視覚についての知識を得ることが出来る。

とにかく新しいことを吸収できるので貪欲に授業を聞きました。

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